一人暮らしの高齢者、防災ってどこまでやればいい?無理なく続けるための考え方

一人暮らしの高齢者が、薬や連絡手段、防災グッズについて不安を感じながら防災の準備を考えているイメージ 防災

一人暮らしで高齢になると、防災のことが急に現実になる

一人暮らしで年齢を重ねてくると、
防災のことが、ふと頭をよぎる瞬間が増えてきます。

ただ、いざ考えようとすると、

  • 誰に頼ればいいのか分からない
  • 結局、自分一人で全部やらなきゃいけない気がする
  • 考え始めると不安になって、つい後回しにしてしまう

こんな気持ちになること、ありますよね。

でもこれは、一人暮らしの高齢者にとって、とても自然な感覚です。

最初に一つだけ伝えたいのは、
一人暮らしの防災は、完璧じゃなくて大丈夫ということ。

この記事では、
「ここまでやっておけば、ひとまず安心できる」
という現実的なラインを、やさしく整理していきます。

防災全体の考え方については、
防災しなきゃと思ってるけど、何もできてない人へ
でも触れています。


一人暮らしの防災が不安になりやすい理由

家族と暮らしている場合と違って、
一人暮らしの防災は「自分で判断する場面」がどうしても多くなります。

  • 今、避難したほうがいいのか
  • 自宅に留まっても大丈夫なのか
  • 何かあったとき、誰に連絡すればいいのか

これを、災害が起きたその瞬間に考えるのは、正直かなりしんどいです。

特に高齢になると、
判断に時間がかかったり、体調への不安が出てきたりします。

だからこそ、防災では
「その時に考えなくていい状態を、先につくっておく」
ことがとても大切になります。

この考え方は、
高齢者がいる家庭の防災でつまずきやすいポイント
とも共通しています。


一人暮らし高齢者の防災で優先したい3つのこと

① まずは「連絡が取れる状態」を作る

一人暮らしの防災で、いちばん大事なのは、
誰かとつながれる状態を保つことです。

災害時、
「助けて」と言える相手がいるかどうかで、
安心感は大きく変わります。

難しく考えなくていいので、

  • 家族や親戚
  • 近所の人
  • 友人・知人

この中から最低1人
「何かあったらこの人に連絡する」という相手を決めておきましょう。

連絡先は、スマホだけでなく、
紙に書いて目につく場所に置いておくと安心です。

安否確認の考え方については、
内閣府|安否確認の方法
も参考になります。

② 自宅で過ごす前提を基本にする

一人暮らしの高齢者の場合、
避難所に行くこと自体が大きな負担になることがあります。

慣れない環境、人の多さ、
トイレや寝る場所の問題など、
想像以上にストレスがかかることも少なくありません。

そのため、防災では


「まずは自宅で安全に過ごす」
という前提を基本に考える

これだけで、気持ちはかなり楽になります。

判断に迷ったときは、
避難所に行く?自宅に残る?迷ったときの判断基準
も参考にしてみてください。

③ 体調と薬を最優先に考える

一人暮らしでは、
体調を崩したときに、すぐ頼れる人がいません。

だからこそ、防災では

  • 常備薬
  • 処方薬
  • 持病の情報

これを最優先で管理しておきましょう。

これは公的な防災資料でも、
高齢者向けの重要ポイントとして挙げられています。
(参考:内閣府|要配慮者の防災対策


一人暮らし高齢者の最低限の備え

防災用品は、最初からたくさん揃える必要はありません。

まずは、
「これだけあれば、ひとまず困らない」
というラインを意識しましょう。

  • 飲み水(数日分)
  • 食べ慣れた非常食
  • 懐中電灯
  • モバイルバッテリー
  • 簡易トイレ
  • 常備薬・眼鏡など

ポイントは、
「使い慣れているもの」を選ぶことです。

非常時ほど、新しい物は使いづらくなります。
普段使っている物を、少し多めに用意するだけで十分です。

とはいえ、
一人暮らしだと「これを全部自分で揃えるのは正直大変…」と感じる人も多いと思います。

そういうときは、
最低限必要なものが、最初からまとまっているものを一つ用意しておく
という考え方もあります。

「自分で考える負担を減らす」という意味では、
こういう選択肢があるだけでも、気持ちはかなり楽になります。

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一人暮らし高齢者向け防災セット

全部を完璧にやろうとしなくていい。
「最低限、これだけは大丈夫」という安心を先につくる。
一人暮らしの防災は、それくらいの距離感でちょうどいいと思います。

最低限の防災グッズについては、
防災グッズは何を揃える?最低限これだけあればOK
も参考になります。


全部やろうとしないのが長続きのコツ

一人暮らしの防災で、
いちばんやってはいけないのは、

「全部やらなきゃ」と思い込むことです。

今日は連絡先を紙に書く。
次は水を少し多めに買う。
その次に非常袋を作る。

このくらいのペースで、十分続きます。


まとめ|一人暮らしの防災は「安心を増やす」ことが目的

一人暮らしの高齢者の防災では、

  • 誰かとつながっている
  • 自宅で過ごせる準備がある
  • 体調と薬が守られている

この3つがそろっていれば、
防災としては十分なスタートです。

できることから、少しずつ。
それで大丈夫です。

他の防災記事は、
防災シリーズまとめ
に一覧でまとめています。

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