避難所に行く?自宅に残る?迷ったときの判断目安をやさしく整理

災害時に避難所へ行くか自宅に残るかを迷いながら、家族で話し合い、状況を整理して判断しようとしている防災イメージ 防災


※当ページにはプロモーション(広告)が含まれています。

避難所に行く?自宅に残る?迷ったときの判断目安

災害が起きたとき、いちばん迷うのがここだと思います。

「避難所に行ったほうがいいのか」
「それとも自宅に残ったほうがいいのか」

ニュースや行政の呼びかけを見ていると、つい「とにかく避難」が正解みたいに感じます。
でも実際は、状況によって“いちばん安全な選択”が変わります

この記事では、避難所に行く場合と自宅に残る場合の考え方を、できるだけ現実目線で整理します。
“正解探し”じゃなくて、その場で判断しやすくなるのがゴールです。


まず知っておきたい大前提

最初に大事なことをひとつ。

「必ずこっちが正解」という答えはありません。

災害の種類、家の状態、家族の体調、周囲の危険度で、ベストな選択は変わります。
防災って、結局ここなんですよね。
自分と家族の安全を守れる選択ができれば、それが正解です。

だからこの記事も、「避難所が良い/在宅が良い」と決めつけません。
迷ったときに頭の中が整理できる順番を作っていきます。


最初の3分で見るべきもの(判断の順番)

判断で大事なのは、情報量じゃなくて順番です。
迷ったら、まずこの順でチェックしてください。

  1. 命の危険が差し迫っていないか(今この瞬間の危険)
  2. 家が安全に保てる状態か(倒壊・浸水・火災リスク)
  3. 移動そのものが危険にならないか(暗い・寒い・風雨・体調)

このどれかに強い不安があるなら、避難を優先したほうが結果的に安全なことが多いです。
逆に、家が安全で、差し迫った危険がなく、移動がむしろ危険なら、在宅という判断が現実的になります。

ちなみに「そもそも自分の家の周りって、どんな災害が起きやすいの?」という前提は、
ハザードマップで一度だけでも見ておくと、判断の精度が一段上がります。
外部リンク:ハザードマップポータルサイト(国土交通省)


避難所に行ったほうがいいケース

次のような状況では、自宅に留まるより避難を優先してください。
ここは遠慮しない方がいいところです。

  • 家が大きく壊れている(壁や柱、天井、窓、ドアの変形など)
  • 火災やガス漏れの危険がある(臭い・音・警報器)
  • 浸水や土砂災害の恐れがある(水位上昇、地面の亀裂、濁流の音)
  • 避難指示や緊急安全確保が出ている(自治体の避難情報)

この場合は、

「まだ大丈夫そう」
「もう少し様子を見よう」

と粘らない方がいいです。
避難のタイミングって、遅れるほど“移動自体”が危険になります。

警戒レベルの考え方は、気象庁のページが分かりやすいです。
外部リンク:防災気象情報と警戒レベル(気象庁)
外部リンク:警戒レベル4で全員避難(政府広報)


自宅に残ってもよいケース

一方で、次のような場合は、無理に避難所へ行かず、自宅で過ごす判断も現実的です。

  • 建物に大きな被害がない(住む部屋が安全に保てる)
  • 周囲に差し迫った危険がない(浸水・土砂・火災の兆候がない)
  • 水や食料がある程度確保できている
  • 体調面で避難所生活が負担になる(持病、睡眠、介護、感染症など)

特に、避難所って「行けば安心」だけじゃなく、

  • 人の多さ
  • 眠れない
  • トイレのストレス
  • 寒さ・暑さ
  • 周囲の音やにおい

こういう負担が重なることがあります。
外部リンク:避難所での生活で知っておきたいこと(政府広報)

だからこそ、家が安全で、備えが少しでもあるなら、在宅(=家で安全に過ごす)は立派な選択です。
「避難しない=防災してない」ではありません。

在宅を選ぶなら、次の記事も一緒に読んでおくと、具体的に動けます。
内部リンク:停電・断水したときに自宅でどう過ごす?現実的な乗り切り方


高齢者がいる場合の判断ポイント

高齢者がいる家庭では、ここが本当に“分かれ道”になります。
同じ避難でも、若い人の感覚のまま動くと無理が出やすいからです。

  • 歩いて避難所まで行けるか(距離・段差・暗さ)
  • 夜間や悪天候での移動が危険にならないか
  • 避難所で体調を保てそうか(冷え・暑さ・睡眠・トイレ)

「避難すること」自体がリスクになる場面もあります。
だから事前に、避難所までのルートを一度だけ歩いてみるのが効きます。
気持ちの問題じゃなく、現実の問題として「ここ、暗いと危ないな」「この段差きついな」が見えるからです。

内部リンク:高齢者がいる家庭の防災|避難だけが正解じゃない理由


自宅に残ると決めたら、最低限ここだけ確認

在宅を選ぶなら、「我慢大会」にならないように、最低限だけ押さえます。
ポイントは、電気・水・トイレ・情報です。

① 停電:明かりと情報を先に確保

停電すると、いきなり不安が跳ね上がるのは「暗さ」と「情報不足」です。
ロウソクは火災リスクが上がるので、できればライト系(懐中電灯・ヘッドライト・ランタン)が安心です。

「スマホはあるけど、バッテリーが不安」という人は、ここで詰まります。
“買って終わり”じゃなく、普段も使える電源を用意しておくと気がラクになります。

[PR] 停電時のスマホ充電や小型家電のバックアップを考えるなら、こういう非常用電源を「情報の確保」とセットで考える人が多いです。



② 断水:飲み水とトイレのストレスを潰す

断水で本当に困るのは、飲み水そのものより「トイレ」と「手洗い」です。
ここを軽く見ると、精神的に削られます。

水の目安はよく「1人1日3L」と言われますが、最初から完璧に積むと続かないので、
まずは“3日分”の目安を作って、ローリングストックで回すのが現実的です。

内部リンク:防災グッズ、結局なにを揃えればいい?買いすぎない考え方
内部リンク:非常食と水はどれくらい必要?まずは3日分でいい理由

③ トイレ:ここだけは“我慢しない”が正解

断水時に一番ストレスになるのがトイレです。
簡易トイレがあるだけで、家の中の空気が変わります。ほんとに。

[PR] そのほか、あったかいご飯を食べることが出来れば、安心感が一段上がります。備えがあると「無理に避難しなきゃ…」の焦りも減ります。



「買わなきゃ」じゃなくて、「自分が困るポイントを先につぶす」。
防災って結局これが一番ラクです。


迷ったときのシンプルな考え方(もう一回だけ)

判断に迷ったら、結局ここに戻ってきます。

  1. 命の危険はあるか(今ここが危ない?)
  2. 家は安全か(倒壊・浸水・火災の兆候は?)
  3. 今の体調で移動できるか(暗い・寒い・風雨・疲労)

このどこかが崩れているなら、避難を選ぶほうが安全です。
逆に、家が安全で、体調が落ち着いていて、最低限の備えがあるなら、在宅も十分に成り立ちます。

そして、できれば“避難の判断”を助ける材料として、警戒レベルも知っておくと安心です。
外部リンク:警戒レベルの見方(気象庁)


まとめ|「安心できる方」を選んでいい

避難所に行くか、自宅に残るか。

防災で一番大切なのは、不安を我慢することではありません。
少しでも安全に、少しでも落ち着いて過ごせる選択をすることです。

事前に考え方を知っておくだけで、いざというときの判断がラクになります。
完璧じゃなくて大丈夫。できる準備をして、安心を少しずつ増やしていきましょう。



参考(外部リンク)

コメント